星野メトメの本棚

詩とか小説とか勉強研究とかをこの本棚に置いときます。存在を知ってくれただけでも本当に嬉しいです。

薬物

抗うつ薬による行動の変化とその影響

こんにちは。 休学中の僕には関係がない夏休みですが、にもかかわらずろくに勉強も遊びもほとんど何もせず後悔したまま9月を迎えました。 秋学期から復学しますが、ぐーたら生活の影響を引きずっているためちゃんと通えるか今から心配です。 私事は置いてお…

非ベンゾジアゼピン系薬とは?

前回ベンゾジアゼピンについて解説したので、今回は非ベンゾジアゼピン系薬について簡単に解説します。「ベンゾジアゼピンの作用機序」という前回の記事を読んで頂ければスムーズに理解できると思います。 まず、非ベンゾジアゼピン系薬の代表的なものは、マ…

ベンゾジアゼピンの作用機序

ベンゾジアゼピン(以下、BZD)という名を聞いたことがある人は多いと思います。抗不安薬、睡眠薬、抗てんかん薬など色々な用途があり、BZD活躍以前に使われていた同効果のバルビツール酸系の薬よりも安全性が高いということで、現在でも比較的処方されやすい…

現代のタイムマシン

教授の著作「彼岸の時間」を読みながら、DXM使用時の時間感覚の変化について考えていました。 DXMを使用した人に共通する体験は、時間の進みが異常なほど遅くなる、というものです。 寝て朝かと思ったら10分しか経っていなかった、複数人で使用した場合は…

精神展開薬(幻覚剤)まとめました。

2018/07/27 ・麻薬→麻酔生鎮痛薬(医学上、法律上の正式名称)に変更 ・THC(大麻)の項目の内容修正 まだ添削されていないため、間違っている部分があるかもしれませんが、大きな間違いは見当たらないと教授から言ってもらえたので、公開します。 細かいミスは…

DXM作用機序等まとめ

※DXMの注意事項 ・どんな薬なのか事前によく勉強すること ・一人でやらないこと ・抗うつ剤やアルコールとの併用は避けること ・使用中はお手洗い以外極力寝ていること、特に屋外に出てはいけません ・無闇に他人に勧めないこと、流行りすぎると規制される可…

臨死体験のDMT仮説について

実は今変性意識研究者の中でホットなテーマである臨死体験、今回はそれについて記事を書きます。 鬱状態が酷くてあまり深い考察はできませんが、ずっと引きこもっていてもそれはまた心がすり減るので、記事を書きます。 書き終えれば、達成感のおかげで少し…

メンタルクリニックで悩んでいる方へ中期編

次は中期編、もうメンタルクリニックに通ってしばらく経つ方へのアドバイスです(上から目線で申し訳ございません、そんなつもりはないのです))) 初期編でも言いましたが、この記事は僕の意見を書いているだけだということを念頭に入れていてください。*1 中…

認知行動療法-国立精神・神経医療研究センター講演会

6/2、国立精神・神経医療研究センターで開かれた市民開講講座に参加させて頂きました。 今回はその講座の一つのテーマである認知行動療法について学んだことをフィードバック、そして独自解釈しようと思います。 まず、人間には必ず試練が与えられます。試練…

ユング心理学によるサイケデリクスの無意識仮説

サイケデリクスについて研究した論文はいくつかありますが、多くは医学的な見解であり、人類学や心理学のような視点からみた論文はあまり見かけません(もちろんあるにはあります) 数少ない学際的な心理学的検証では、精神病理の寛解、薬物依存の解決、うつ…

国立病院で教授と対談「幻覚剤」

本日4月2日、国立精神・神経医療研究センターを訪問しましたのでそのことを書こうと思います。 目的は2つありました。 ①『彼岸の時間』著者の教授とお会いしてお話する(大学でお世話になっている教授です) ②脳科学的検査を受ける(前回が1月くらいでその続き…