現代のタイムマシン
教授の著作「彼岸の時間」を読みながら、DXM使用時の時間感覚の変化について考えていました。
DXMを使用した人に共通する体験は、時間の進みが異常なほど遅くなる、というものです。
寝て朝かと思ったら10分しか経っていなかった、複数人で使用した場合は、その場にいた人と初対面にも関わらず何十年もの付き合いがある親友のように仲良くなるなど、実際にこの目でみてきた事例は多くあります。
一体何がそうさせるのか、ヒントが見つかりました。
まずは、四次元時空連続体の幾何学です。
この幾何学では、時間と空間は区別するものではなく、時間が空間の第四の次元として連続的に繋がっているのです。
さらにウパニシャッド哲学の「第四の意識」と言われるもので、時間と空間が一体した変性意識状態を表します。
例えば、四次元時空連続体の幾何学が言うように、時間と空間が連続的に繋がりがあるとすれば、DXMでの時間感覚の変化も説明がつきます。
DXMという精神展開薬を用いて、第四の意識状態になれるとしたら(完全ではないが)、その変性意識状態の中で、時間と空間という概念は重なり、時間が空間化します。
空間の第四の次元になるということは、時間は流れを失い、人は流動する時間感覚から解き放たれ、座標が変化するように様々な時を移動します。
そうなると、過去にも未来にも行けるため、過去の忘れていた出来事や夢のフラッシュバックが起こるのは当然となります。
一方で、未来に行く事例というのはかなり少ないものですが、近頃あった関西や千葉での地震を数日のズレはあったものの予知した人を知っています。
しかしこの人は元々統合失調症を持っていたため、偶然と言えば偶然です。彼は何か恐ろしい未来を見てしまったのか、地球がやばいなどと言い残して連絡が途絶えてしまいました。
注意喚起をしますが、精神展開薬は遊びで使って良いものではないし、特に統合失調症が悪化する事例が報告されているため、統合失調症の方は使用しないでください。
そして、正しい知識を持つか、正しい知識をもった人間がそばにいる状態で使用しましょう。
彼との個人的な連絡を晒すのは控えますが、もし本当に時間が空間化し流れを失うのだとしたら、不完全ではあるものの、タイムマシンに変わりはないのかも知れません。
そして、その変性意識状態から戻ってきた人々は皆こう言います
「まだ数分しか経ってないの!?」
もちろん脳の奥の多様な情報が錯綜している部分に触れてしまい、一瞬にしてその多くの情報が意識に浮上するため、時間感覚が狂うという説明もできるので、面白い話として聞き流してください。
タイムマシンに最も近い道は、ウラシマ効果など相対性理論に基づくものよりも、自分の脳みそを弄る方が現実的なのかもしれません。
肉体の移動ではなく、精神の移動、それが現代のタイムマシンなのではないでしょうか。