星野メトメの本棚

詩とか小説とか勉強研究とかをこの本棚に置いときます。存在を知ってくれただけでも本当に嬉しいです。

幻覚

現代のタイムマシン

教授の著作「彼岸の時間」を読みながら、DXM使用時の時間感覚の変化について考えていました。 DXMを使用した人に共通する体験は、時間の進みが異常なほど遅くなる、というものです。 寝て朝かと思ったら10分しか経っていなかった、複数人で使用した場合は…

精神展開薬(幻覚剤)まとめました。

2018/07/27 ・麻薬→麻酔生鎮痛薬(医学上、法律上の正式名称)に変更 ・THC(大麻)の項目の内容修正 まだ添削されていないため、間違っている部分があるかもしれませんが、大きな間違いは見当たらないと教授から言ってもらえたので、公開します。 細かいミスは…

DXM作用機序等まとめ

※DXMの注意事項 ・どんな薬なのか事前によく勉強すること ・一人でやらないこと ・抗うつ剤やアルコールとの併用は避けること ・使用中はお手洗い以外極力寝ていること、特に屋外に出てはいけません ・無闇に他人に勧めないこと、流行りすぎると規制される可…

臨死体験のDMT仮説について

実は今変性意識研究者の中でホットなテーマである臨死体験、今回はそれについて記事を書きます。 鬱状態が酷くてあまり深い考察はできませんが、ずっと引きこもっていてもそれはまた心がすり減るので、記事を書きます。 書き終えれば、達成感のおかげで少し…

ユング心理学によるサイケデリクスの無意識仮説

サイケデリクスについて研究した論文はいくつかありますが、多くは医学的な見解であり、人類学や心理学のような視点からみた論文はあまり見かけません(もちろんあるにはあります) 数少ない学際的な心理学的検証では、精神病理の寛解、薬物依存の解決、うつ…

国立病院訪問3回目、脳科学的検査最終回

本日4月11日(水)、国立精神神経医療研究センターへの3度目の訪問をしました。 1回目が1月、2回目が約一週間前、それぞれ脳科学的検査を行いましたが、今日でそれも終わりました。 まずは、例のごとく、一時間前に到着して、事前に連絡を取っていた教授とご飯…

ビッグバン宇宙論にみる存在の儚さ

その名前だけは有名なビッグバン宇宙論では、高温高密で一様な状態から宇宙は始まり、そこから膨張し続け今の宇宙があるとされていて、これはさまざまな理論や、宇宙背景輻射の観測などから正しいとされている。 このビッグバン宇宙論について知れば知るほど…

国立病院で教授と対談「幻覚剤」

本日4月2日、国立精神・神経医療研究センターを訪問しましたのでそのことを書こうと思います。 目的は2つありました。 ①『彼岸の時間』著者の教授とお会いしてお話する(大学でお世話になっている教授です) ②脳科学的検査を受ける(前回が1月くらいでその続き…

彼岸の時間 第一章

彼岸の時間-意識の人類学 蛭川立著 を読んで個人的な勉強のためにまとめ、自分なりの経験に結びつけてみたものです。 第一章 他界への旅 中南米の先住民には薬草を活用して意識変容させるという特徴を持っている部族があり、その代表的な部族が、シピボまた…