国立病院訪問3回目(2/2) 脳科学的検査と発達障害・・・
教授と一時間ほど話した後、最後の脳科学的検査へ向かいました。
内容は知能検査の続きとMRIです。
この知能検査の詳しい内容は省きますが、受けたのは「WAIS-Ⅲ成人知能検査」というやつです。
口頭で算数の計算をさせられたり、ある物事の理由を説明させられたりと、全3日のうち最も頭を使い、最も疲れました。
2日目の結果がよかったのに比べて、今回はあまりよくなかったようです。それは終わった後に検査担当の方にいろいろ聞いてわかりました。
2日目に行った、抽象概念の理解や規則性把握、図形問題の点数がかなりよかったのに対して、今回のような口頭での筋道立てた説明が求められる課題の出来がよくなかったそうです。
知識はあるし、理解もできている、でもそれを改めて言葉にして人に伝えるのが苦手、というのが知能検査で分かった自分のことです。
この傾向には正直納得しました。というか、知能検査でなくとも、精神科で自己分析をしてもらうと、感情表出が苦手、だとか、自分を表に出すことが億劫になっている、だとか、結局は自分の考えだけでなく自分自身すら外に出すことができない、そんな傾向が根付いているのだと思います(ちなみに簡単に言うと、自分はうつ病で通院しています)
あれ、自分どうして塾講師できているんだろうか・・・
教えているのが主に数学だから、解答の筋道がはっきりしている科目だからこそ、塾講師を続けられているのかも・・・
英語も教えていますが、自分の担当生徒がしっかり勉強してくる子だからなんとかなっているといわれると言い返せない。
なんせ、たまに小学生を教えることになると、終わった後絶対に塾講師辞めたくなるので(小学生が嫌いなのではなく、小学生にうまく教えられない・・・)
そして、知能検査が終わった後、自分の周りには発達障害を抱えている方が多いので、それとなく聞いてみると、言われてしまいました。
「グレーゾーン。傾向はあります」
・・・と
まさか自分に鬱以外の傾向があるとは思っていなかったので驚きました。
「発達障害かどうかはっきり知るにはどうすればいいですか?」
「発達障害には幼少期にどんな子供だったのかが重要になるので、幼い時のことなどを親御さん含め詳しく教えてもらって、その上でご自身の経験も踏まえ、判断します。たとえば、1歳半の頃にちゃんと指差しができていたか、とか。でも正直診断はかなり難しいです。遺伝的でない事例も多数報告されていて、誰もが患う可能性がありますから。発達障害を抱えている方でもそれに気づかず普通に生活している人はもちろんいるので、幅は人それぞれです」
らしいです。僕はあまり気にしないようにします。精神的に精一杯なのにこれ以上背負いたくない。。。
別の医者(MRIの担当)に聞いてみたところ、発達障害は病名ではなく、その傾向が強すぎて生活に支障が出てくると、適応障害や自閉症やADHDなどの診断がつくといわれました。
なるほどです。僕は傾向があるだけで、そこまで重いわけでもないと。
いやそれはそれで辛いものがあるけど
正直僕のことを発達障害なんて言ったら、この世の中一体どれだけの人が発達障害に苦しんでいるのか恐ろしくなります。(本当に自分がその一人なのかもしれないけど)
まあ普段から他人に僕自身について真当な評価をもらうことなんてないので、友達の仲良い人に聞いてみよう(友達は・・・フォロワー)
変わりましてMRIですが、うるさい、眠い、それだけです。あの閉鎖空間、妙に落ち着きましたが
というわけで、1月に始めた脳科学的検査がやっと終わりました。
2月以降精神的によろしくない状態だったため、病院からの電話を無視して引きこもっていたのはすみません
これでもう国立精神神経医療研究センターに行くことはないと思っていましたが、
そうなると教授に会えなくなる。現実で唯一幻覚剤の話ができる方に会えなくなる。
ということで、別の検査の予約を入れてもらいました。
次は4月末に自律神経の検査です。
脳科学的検査の結果が返ってくるのも4月末なので楽しみです。(祖父の四十九日も4月末だった・・・)
というわけでさようなら。文章の校正はだるいのでいつもしてません